小学生の子供がいます。
家で、勉強をうまく教えられません。
イライラしてしまいます。
こんな悩みを解決します。
- 子供に勉強を教える時のコツ
- 学校の先生が実践しているテクニック
- 家庭だからこそ必要な教え方
私は、小学生と幼稚園児のママです。
約10年間、小学校教諭として働いていました。
この記事を読めば【小学生の勉強を親が見る時のコツ】が、分かりますよ!
まずは、結論から▼
- しゃべり過ぎない
- 反応を待つ
- できたところを褒める
- 休憩をはさむ
- 学校モードにする
特に、学校モードを取り入れるようになってから、小2の娘とトラブルなく、勉強できるようになりました!
詳しく、見ていきましょう。
小学生の勉強を親が見る時の5つのコツ
繰り返しになりますが、親が子供の勉強を見る時のコツは、5つあります。
- しゃべり過ぎない
- 反応を待つ
- できたところを褒める
- 休憩をはさむ
- 学校モードにする
1から3は、学校の先生が実践しているテクニック
4と5は、家庭だからこそ必要な教え方です。
1つずつ解説します。
【コツ1】しゃべり過ぎない
先生は、授業をする時、しゃべり過ぎないよう気をつけます。
なぜなら、子供の思考が混乱するからです。
例を出すと
ひー、時計見て。
今、何時になってると思う?
ちなみに、何時って言うのは、時間と時こく、どっち聞いてるってこと?
わかんない…
親が1回しゃべるのに対し、2個の質問をしています。
すると子供は、どっちを答えて良いのか、分からなくなります。
だから、先生は一問一答になるよう、子供たちに話します。
「この聞き方であってるかな?」
「意味わかったかな?」
と、教える側は、不安になるものです。
私も教師時代、自分の聞き方(発問)に、不安になりました。
家で教える親なら、心配になるのは、当たり前です。
だからこそ、まずは親がしゃべり過ぎない。
一問一答になるよう、心掛けましょう。
次は、質問を投げかけた後の教え方です。
【コツ2】反応を待つ
子供の反応を待ちましょう。
質問をしたあと、10秒くらい待つのが、良いです。
なぜなら、子供に考える時間を与えるためです。
キャッチボールのように、ポンポンと、子供は答えられません。
反応を待った後、それでも子供から答えが返ってこなければ、2つの原因が考えられます。
- 質問の意味が分からない⇒親の言い方
- 学習の考え方が分からない⇒子供の知識・考え方
1番目は、何を聞かれているのか分からない場合です。
そのため、質問の仕方を変えます。
✕:1時間って長いはりがどうなったら、1時間なの?
〇:長いはりが、どれだけ動いたら、1時間なの?
2番目は、聞かれている意味は分かった。
だけど、勉強の考え方が分からない。
という場合なので、考え方のヒントを伝えましょう。
1時間は何分?⇒(ヒント)長いはりが、ひとまわりすると1時間だよ。
2番目「学習の考え方が分からない」ため、子供が悩んでいるなら、質問の仕方はOK!
【質問→待つ→ヒント→答える】を、繰り返していきましょう。
1番目「質問の意味が分からない」ため、子供が悩んでいるなら、次の3つを意識しましょう。
- 一問一答にする
- 説明し過ぎない
- あいまいな言葉は使わない(どうなったら→どれだけ動いたら)
質問の仕方は、慣れです。
だからこそ、子供の反応を見ながら、質問していきましょう。
【コツ3】できたところを褒める
親が子供の勉強を見ていると、どうしても『できない部分』に目がいってしまいます。
私も「どうして分かんないの…」と、イラッとしてしまいます。
しかし、できないことを子供に伝えても、やる気を失うだけです。
何のメリットもありません。
お互い気持ちよく勉強するためには、 できないことではなく、できたことを褒めるよう、心掛けましょう。
方法は1つ!
できないことを伝える前に、できたことを伝える。
すると子供は、「注意された…」より「褒められた!」の言葉が残るので、やる気がアップします!
例を出すと
8時半!
ひー、半って読めたね!
でも、短いはりをよく見て?
ここまでは、先生が授業で使っているテクニックを、紹介しました。
次の2つは、家庭で勉強をする時に、大切な教え方を解説します。
【コツ4】休憩を挟む
小学校の授業は、1コマ=45分です。
しかし、学校と同じ時間、家で勉強することはむずかしいです。
集中が切れたり、親に甘えたり…
学校と同じように、集中を保つことはムリです。
そのため、休憩をこまめに挟むことをオススメします。
時間は5分
長すぎると、勉強スイッチが入るまで、時間がかかるからです。
また、お互いイライラしてきたら、勉強が途中でも、休憩を挟むことも効果あり!
イライラしたまま、勉強すると、親は口調がきつくなり、子供は考えることを放棄します。
お互い悪循環になるだけなので、
よし!5分休憩して、一緒にジュース飲もう!
と、親がイライラモードを切ってあげましょう。
【コツ5】学校モードにする
学校と家で勉強する違い。
それは、周りの環境や雰囲気です。
学校は、先生やクラスメイトがいる。
だから、自分の好きなタイミングで、話したり、ダラけたりはできません。
でも、家なら、自分の好き勝手な行動を取りやすいです。
姿勢をくずしたり、「やりたくな~い」と大声を出したり…
学校では取らない行動を、家ならできる!
子供にとっては、ラクですが、親にとっては、ストレスの原因!
そこで、学校モードにすることが大切です。
私は、我が子に宣言しました。
ママも学校の先生が、教えるようにするよ。
イラッとしても、怒鳴らない。優しく教えるようにがんばる!
だから、ひーも、学校の時みたいに、ダラけないで、真剣に聞いてね。
わかった。
がんばる!
学校モードを、ずっと続けられるわけでは、ありません。
忘れた頃に、確認することが必要です。
でも、学校モードで勉強する宣言は、お互いの意識に違いが出ます。
【まとめ】小学生の勉強を親が見る時のコツ
小学生の勉強を親が見る時のコツには、5つありました。
- しゃべり過ぎない
- 反応を待つ
- できたところを褒める
- 休憩をはさむ
- 学校モードにする
親が子供の勉強を見るのは、正直たいへんです。
教え方が分からなかったり、子供が言うことを聞かなかったり、イライラするのは、当然です。
教え方のノウハウが分かっている私でも、我が子に教えるとなると、イライラします。
原因は、学校と違う環境と雰囲気!
リラックスする家で、心を解放できる家族と一緒だからです。
ですが、学校の勉強だけでは、足りないと言われる今です。
家庭学習が大切になります。
イライラしながらも、親と子供が協力して、家庭学習していきましょう。
私も同じ親として、がんばります!
- もっと効果的な家庭学習をしたい!
- 子供に自主的に勉強してほしい!
- 忙しくてやっぱり教えてあげられない…
という方は、通信教材を使う方法もあります。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
2020/04/29
アキ