ランドセルって、どうやって選んだらいいの?
高い買い物だから、失敗したくない!
こんな悩みを、小学校教諭歴10年の私が解決します♪
- 先生目線から見た『ランドセルの選び方』
- 先生だから分かる!ランドセルに入れる意外な物
- 学校で見られる!子供たちのランドセルの扱い方
現役時代、たくさんの教え子たちのランドセルを見てきました。
だからこそ家庭では見えにくい、子供たちのランドセルの扱い方を知っています。
この記事を読めば『先生目線から失敗しないランドセルの選び方』が分かりますよ!
失敗しないランドセルの選び方【7選】
- 子供たちが、学校でランドセルをどう扱ってる?
- 学校で、ランドセルをどう収納してる?
- 意外な物をランドセルに入れて持ち帰る!?
そんな、元先生だから分かる観点で、ランドセルの選び方を7つ紹介します!
- 大きさ
- 重さ
- 丈夫さ
- 色
- デザイン
- ポケット
- フック
では1つずつ、詳しく見ていきましょう!
大きさ
『A4フラットファイル』がスッポリ入る大きさを選びましょう!
宿題などプリントをフラットファイルに収納して、毎日持ち帰らせる先生もいます。
毎日は使わなくても、学期末のまとめ時期に持ち帰らせる先生もいます。
基本的に、毎日ランドセルに入れる物は
- 教科書
- ノート
- 筆箱
- 給食セット(箸・敷物・おしぼり)
- お便りファイル(A4ファイル)
※ 地域や学校によって違いはあります。
給食のエプロンや体操着を入れる場合もあります。
▼ランドセルの中▼
新1年生の娘のランドセル!
国語・算数・図工2時間・道徳の5時間授業でした。
- ふでばこ
- A4クリアファイル
- 給食セット
この3点は、必ず持って行きます。
この日は月曜日なので、給食エプロンも入れました。
※ 長女の学校では月曜日に持って行き、金曜日に持ち帰ります。
図工の授業で粘土を使うため、粘土ケースと粘土板・新聞紙も追加でランドセルの中に入れます。
意外に、ランドセルの中はギュウギュウしています。
小学校1年生でも、こんな日があります。
雨の日は低学年であれば、雨カッパを入れる場合もあります。
暑い日は、着ていった上着やジャンパーを入れて持ち帰るお子さんもいます。
また、給食セットやエプロンは、ランドセルの横フックに掛けることが多いですが、
- 袋が汚れるのがイヤ!
- ぶら下げてもフックから取れない…
などの理由で、ランドセルの中に入れるお子さんもいます。
ちなみに、我が子は後者
うまくヒモがとれないから、ぜんぶランドセルの中に入れたいの!
また、意外な物としては
- 粘土ケース
- リコーダー
- 算数セット
- お弁当
- 水筒
を入れるお子さんもいます。
手提げバックを持つのが重たくてイヤ!
歩きづらいし、手には何も持ちたくない!
両手を開けておくと、転びやすい1年生には安全という見方もできます♪
じゃあ、とにかく、大きいランドセルにしよう!
としたくなりますが、別な問題が出てきます。
学校のロッカーに入らない!!
ほとんどの学校ではおこりませんが
私は10年の間に1度だけ、教室の収納棚(ロッカー)が足りなくりカラーボックスで代用したことがあります。
またオシャレで可愛い横型ランドセルの場合
縦型より大きい物が多いので、ロッカーに入らない場合があります。
▼横型でも、縦型と同じくらいのサイズか確認が必要▼
とはいえ
ランドセルが特殊な形でロッカーに入らない!
となっても、大丈夫です。
新たに買って下さい。とは、学校は言いません。
収納できる方法をアレコレ考えてくれるのでご安心を♪
重さ
重さは、とにかく軽いランドセルを選びましょう!
2020年度からはじまる新学習指導要領を受け、教科書の種類はもちろんページ数も増えました。
そのため、毎日学校へ持って行く教科書が重くなっています。
私は我が子のランドセルを買う際に、軽さを重視しました。
素敵な革のランドセルを使っている教え子がいました。
祖父母からのプレゼントだそうです。
でも、とにかく重く肩が痛くなるんだ…
と言っていました。
最近では、置き勉を検討する学校もあるほど…
ランドセルは『軽さ重視』で決めましょう!
丈夫さ
ランドセルは、丈夫さも大切です!
なぜなら、ランドセルを放り投げる子がたくさんいるからです…
机の上だけでなく、床にも、校庭でも雑に置く。
ということは、あるある話です。
学校で6年間ランドセルを使うきまりがある場合は、丈夫さも重視しましょう。
もちろん、途中で買い換えることは難しいので
『ランドセルを大切に使う指導』
を学校と家庭、両方でしていきたいですね。
色
私は、お子さんが好きな色を選ぶ方がよいと考えます。
理由は2つ
- 子供が気に入ることが1番
- 汚れは色より使い方に左右される
薄い色だと汚れが気になる…と思いますよね?
ですが、6年間使っても、キレイに使えているお子さんもいれば
1年生でもどうしてこんな汚れちゃうの…というお子さんも見たことがあります。
つまり!
色ではなく、使い方に左右されます!
だから、私は我が子に好きな色を選ばせ、6年間使うものだから大切にしようと話しています。
キレイなオレンジ色のランドセルを、使っている教え子がいました。
でも「お母さんがコレがいいよと決めたから…私は本当はピンクが欲しかったの」と、言っていました。
その子は、6年生の女の子です。
ランドセルを使うのは親ではなく『子供』を実感した、出来事でした。
デザイン
デザインも、お子さんが好きな物を選ぶとよいと考えます。
長女の『ラン活』をしている時に
刺繍(ししゅう)がランドセルの全面にあると、汚れが染みこんでしまうらしい!
とママ友から聞きました。
その情報を知り、私は「刺繍があまりないデザイン」を買いたいと考えていました。
が、我が子は刺繍バリバリのランドセルを選びました。
1年生は、黄色いランドセルカバーを付けています。
そのため始めの1年は、ほぼ新品並みにキレイに使えました。
が、2年生以降どうなるのか心配でしたが
4年たった今でもランドセルはキレイな状態を保っています♪
ちなみにダイソーで100円で買えるランドセルカバーを愛用しています!
教え子のランドセルで、刺繍があるから極度に汚れている。
刺繍の色が黒くなっているというのは、気になったことはありません。
近くでじっくり刺繍部分のみ見ることがなかったからかもしれませんが…
ランドセルは6年生まで使うから、途中で色やデザインがヤダからって、買い換えられないからね。
ということは、我が子に伝えました。
色もデザインも、使う本人が切り入ることが1番だと考えてます。
ポケット
鍵を持参する可能性があるなら、内ポケットありのランドセルをオススメします。
なぜなら、鍵をしまう場所になるからです。
鍵は首から下げると、ヒモで首が絞まってしまうと危険です。
ランドセルのポケットにしまうよう、指導してきました。
特に体育などの授業では、鍵を首から下げることは絶対にさせません。
だからと言って、ランドセルの中にポンと入れておくと、ランドセルを動かした拍子に隙間から落ちてしまう可能性もあります。
そのため、チャックありのポケットがついていると、とても便利です。
- 簡単に誰かに取られない。
- しっかり鍵を隠すことができる。
特に中に留め金のフックが付いていると、さらに安全です。
フック
フックはランドセルの左右に1つずつ、肩ベルトの左右に1つずつ付いているものだと使い勝手がよいです。
ランドセルの左右のフックには、給食セット・給食エプロン・折りたたみ傘や雨カッパを掛けることがあります。
肩ベルトには、防犯ブザーや笛、キッズ携帯やGPS端末機などを付けます。
肩ベルトどちらかに1つフックがあればいいと思われるかもしれません。
でも、左右1つずつあると、1つには防犯ブザー、もう1つにはキッズ携帯を付けているお子さんもいます。
ブザーと笛というお子さんもいます。
また、防犯ブザーは左右どちらに付けた方がお子さんが使いやすいか、個人差があります。
そのため、左右どちらとも、フックが付いていた方が安心です。
【まとめ】失敗しないランドセルの選び方【7選】
約10年間、教師として働いてきた私がオススメする『失敗しないランドセルの選び方』は、この7つです!
- 大きさは、A4フラットファイルが入ることが必須!
- 重さは、とにかく軽さ重視!
- 丈夫さも大切!だけど、大切に使う指導の方が大切!
- デザインや色は、子供が気に入った物が1番!
- ポケットやフック付きで、安全&防犯対策をする!
娘と息子の『ラン活』についてもまとめた記事もあります。
我が子のランドセルを買う前に知りたかった!
私が唯一後悔した情報もまとめてます。
ランドセルの素材や会社を比較しているサイト
『ランドセルの教科書』も参考になりますよ!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
2022/05/02
アキ