宿題で、子供に漢字を教えなきゃいけません…
どうやって教えたらいいですか?
こんな悩みを、解決します。
私は小学校教諭として10年働いていました。
現在は、小学生と幼稚園児のママです。
そこで今回は、家庭で漢字を教える時の手順を、3つに分けて紹介します。
この記事を読むと、宿題で漢字が出ても、こわくなくなりますよ!
小学生が分かりやすい漢字の教え方
漢字の教え方には、3つの手順があります。
- パーツをつかむ
- 書き順を覚える
- 具体的に褒める
詳しく、見ていきましょう。
パーツをつかむ
漢字は、パーツに注目することで、覚えやすくなります。
例えば、『男』は『田+力』から、できてる!
パーツに分けて漢字を見ることで、イメージがつかみやすくなります。
我が家は、『じゅもん』で漢字を覚えています!
書き順を覚える
イメージをつかんだ後は、書き順を伝えましょう。
学校では、以下の3つで指導しています。
- 大人の手本
- 指でたしかめ
- 紙で練習
大人の手本は、指書きでも、紙に書いても、どちらでもOKです。
大きく・ゆっくり・書く順番を口にしながら見せると、分かりやすいです。
もし余力がある人は、間違えやすいポイント(とめ・はね・はらいなど)も伝えましょう。
見本を見せた後、子供は指でなぞり書きをします。
指で書くことで、感覚を刺激し、覚えやすくします。
さいごに、鉛筆と紙で書く練習もしましょう。
書く時も、筆順を口に出すと、正しく覚える近道になります。
具体的に褒める
漢字を練習した後は、お子さんを褒めましょう!
褒めるポイントは、できたところを具体的に伝えることです。
例えば、
- ていねいに書けた
- 書き順通りに書けた
- バランスよく書けた
- とめ・はねに気をつけて書けた
など…
漢字の学習だけでなく、子供は大人に褒められることで、やる気がアップします。
『自分は漢字ができるんだ!』という自信がつき、苦手意識もなくなります。
後半は、漢字を教えた後に出てくる『疑問』について、解消していきましょう!
漢字の書きとり宿題の教え方
宿題してると、わからない漢字が出てきた時の教え方に悩みます。
そのまま答えを伝えても、よいのでしょうか?
答えを丸写しすると、いつまでも漢字を覚えられないのでは…
と、心配になりますよね。
そこで、3つの対処方法を紹介します。
この方法は、絶対ではありません。
ですが、私が我が子に教える時は、次の3つで対応しています。
- 漢字辞書・教科書でさがす
- ヒントを与える
- 2〜3回練習させる
低学年で、辞書を引くことがむずかしい場合は、ヒントを与えるだけでもよいです。
『男』
書けない…
- 男子のダンだよ!
- 田んぼの田がつくよ♪
- 田んぼを力強くたがやすのが、男だよね~
漢字の他の読みや、パーツの一部を伝えるなど、ヒントをあげています。
そして、答えが分かったら、最低でも2回は練習するようにします。
教員時代、漢字のテストで間違えた箇所は、その場で書き直すよう指導していました。
間違えた漢字や、忘れた漢字をそのままにしておくと、いつまで経っても覚えられませんからね…
【まとめ】小学生が分かりやすい漢字の教え方
子供に漢字の書き方を教えるには、3つの手順がありました。
- 大人の手本
- 指でたしかめ
- 紙で練習
また、漢字の書き取りでつまづいた場合、3つの教え方がありました。
- 漢字辞書・教科書でさがす
- ヒントを与える
- 2〜3回練習させる
子供にワークを渡し『覚えてね』と言っても、漢字を正しく書けるようになるには、むずかしいです…
なぜなら、早く終わらせたい!何回も書くのはめんどう…
という気持ちが、働いてしまうからです。
付き合う親としては、つらいですが…
一緒にがんばりましょ!
それでも、子供に勉強を教えるのはしんどい…
という方は、通信教育を使うのも手です。