幼稚園児の子どもがいます。
幼児のうちに必要な勉強ってありますか?
小学生になる前に、どんな勉強をしたらいいですか?
こんな疑問に、お答えします。
- 幼児に勉強は必要?
- 幼児に必要な勉強方法
- 幼児期に大切な【親の関わり方】
私は小学校教諭として働き、低学年の担任を何度も経験しました。
また、幼稚園教諭の免許もあり、我が子は現在、幼稚園児です。
結論
私は、小学校で習うような『ひらがな』『けいさん』の勉強は、必要ないと考えます。
この記事を読めば【幼児に1番必要な勉強方法】が分かりますよ!
それでは、詳しく見ていきましょう。
幼児に勉強は必要?
繰り返しになりますが、小学校で習うような『ひらがな』『数の計算』などの勉強は必要ありません!
※ ただし、お受験などをする場合は除きます。
なぜなら、『ひらがな』『数の計算』などの知識の前に、幼児期は、【興味】と【体験】が、必要だからです。
幼児期にたくさん【興味】を持ち【体験】したことが、小学校の授業で【知識】に繋がり、【学力】として身に付くことができます。
そのために、親は『ひらがな』『数の計算』などの勉強を教えるのではなく、『ひらがな』『数の計算』に【興味】を持たせ、生活の中で【体験】させることが、幼児に必要な勉強だと考えます!
では、幼児に【興味】を持たせるには、どうすればよいのでしょう?
幼児に『興味』を持たせるには?
【興味】と言っても、うちの子ぜんぜん『ひらがな』に興味を持ってくれません…。
となげく、おうちの方は多いのでは?
実は、我が子もそのパターン。
上の子は現在、小学生ですが、幼稚園の時は、ほとんど『ひらがな』に興味を示してくれませんでした。
もちろん『ひらがな』を教えるなんてことも、全くしませんでした。
それでも、小学生になり、学校の授業が始まると『ひらがな』の読み・書きを身に付け、今では漢字の読み・書きにも興味を持って取り組んでいます。
じゃあ、何もしなくても、時期がくれば自然と『ひらがな』覚えるんじゃないですか?
【興味】なんて、必要ないのでは…?
と思われるかもしれません。
ですが、私は生活の中で『ひらがな』の学習に繋がる【興味の種まき】を意識的にしてきました。
それが直結しているか一概には言えませんが、【興味の種まき】は有効だったと実感しています。
『興味の種まき』とは?
【興味の種まき】って、何ですか?
子どもが物事に『興味』が持てるよう
親が『きっかけ』を作ること。
※ アキの造語です。
例えば『ひらがな』の【興味の種まき】はこんな感じ
- 絵本の読み聞かせ
- 意識的に話しかける
- ひらがな表を貼る
私は、絵本の読み聞かせを、我が子が0歳の赤ちゃんの時からしていました。
話しかけるのも、0歳から
もちろん0歳だと反応は、ほぼありません。
完全独り言状態ですけどね…(笑)
その独り言 話しかけ効果なのか、我が子は1歳半健診には、ことばの発達が良好で、1歳前には2語文も話していました。
私は、3つの【興味の種まき】以外にも、
- 図書館へ行く
- しりとりをする
- カルタをする
- ひらがなゲームで遊ぶ
などもしました。
当たり前じゃん!
そんなんなら、我が家もやってます。
それが【興味】を持たせることに、繋がるの?
繋がります!
『ひらがな』をワークなど使って、読み書きするよりも、私は効果があると考えます。
なぜなら『ひらがな』の教え込みにならないからです。
【興味】がないのに、ただ『ひらがな』ワークを使って読み書きさせられる。
これは楽しくないことを一方的に、教え込まれている状態です。
例えば、釣り好きの夫に、釣りに連れて行かれました。
自分は全く釣りに【興味】がないのに、とにかく連れて行かれる。
これって、苦痛に感じませんか?
運良く釣りの楽しさに気づき、【興味】を持ったのなら大成功!!
ですが、強制されてもっと嫌いになったら…
これは、子どもも同じです。
『ひらがな』を教える前に、【興味】がある・なしは、勉強にとって大事な要素なのです。
『興味』の次は『体験』
『ひらがな』に興味が持てるように、図書館にも連れて行き、読み聞かせもして、ひらがな表も貼ったけど…
全く興味を持ってくれないんです!
わかります…
【興味】を持った・持ってないって、目で見て分からないですもんね。
でも、もしかしたら!
【興味】がないようで、内には【興味】が沸いている場合だってあるんです。
そこで、【興味】がある・ないの判断が付かない場合は、【体験】をさせてみましょう。
人は【興味】を持ってから、実際にやってみようと【行動=体験】します。
そして、その【体験】が【知識】に繋がっていきます。
例えば『ひらがな』を例に挙げてみます。
親が読み聞かせをしたり、ひらがな表を貼ったり、しりとりをしたり…
様々な『興味の種まき』をします。
その上で【体験】にステップアップしてみましょう。
『ひらがな』の体験と言っても、ワークを買ってきて、「一緒にやろう!」とやらせるのではありません。
それも一つの手ですが、強制はせず、ワークを買って子どもの目が届く場所に置いておくのです。
やりたい!
と、子どもが興味を示したら、ぜひ!そのまま【体験】させましょう。
ワークの他には、『お手紙作戦』も楽しくできる【体験】の1つです。
親が子どもに手紙を書いて、渡します。
そして、子どもがお返事を書きたがったら、【興味】から【体験】に繋げられるチャンスです!
ただし、ワークもお手紙も、注意が2つあります。
- 一緒にやろう!と、強制しない
- 書き順ちがう!と、教え込まない
子どもがワークや手紙に興味を示さなかったら、ワークやお手紙は終了です。
あくまでも【興味】を持たせるための【体験】です。
【知識】を付けようとする教え込みにならないように、注意してください。
その他にも、
- 親が字を書いているところを子どもに見せる
- 絵本の読み聞かせをしたりする
子ども自身が「自分も字を書きたい!」「絵本読みたい!」気持ちが出てきたら、ラッキー!
心置きなく、【体験】させてあげましょう。
あくまでも親は【興味の種まき役】
子どもは親がまいた【興味の種】に気づいて、自分から【体験】していく
幼児期は毎日が『興味の種まき』
そんなこと言ったら、普段の生活すべてが【興味の種まき】になりませんか?
その通りです!
幼児にとっては、親との関わり全てが【興味】になり、生活の中で取る行動は全て【体験】になるのです。
だからこそ「幼児に必要な勉強方法って何かな?」と、この記事に辿り付いて下さったおうちの方は
我が子に関わろうとしている=【興味の種まき】をしている証拠
だと、私は思います。
素敵な親御さんです!
幼児に1番必要な勉強は【知識】を与えるのではなく、【知識】に繋がる【興味】や【体験】を与えることだと考えます。
幼児に必要な勉強方法【まとめ】
幼児に必要な勉強方法は以下の5つが大切だと考えます。
- 幼児に必要な勉強方法とは『ひらがな』や『数の計算』などの学習ではない。
- 親は【興味の種まき】をすることが大切!
- 子どもが【興味】を持ったら【体験】させる!または【興味】を持つために【体験】させるのもあり。
- 親子でたくさん会話し、関わりを持つ。
- 幼児にとって、生活の毎日が【興味】と【体験】の繰り返し。
とは言え、私は【知識】だけで、頭デッカチとなり、空回りすることも…
育児って大変。
子どもを育てるのって大変ですよね。
一緒に、励まし合っていきましょ~!
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
2020/01/27
アキ