子供がゲーム時間守らない!
やめなさいと言っても言うこと聞かなくて…
何かよい方法ないですか?
ゲームの時間を守らせるより
約束を確認することが大切です。
- ゲームの時間を守れる方法
- ゲーム依存にならない約束の決め方
- ゲームの約束が守れるコツ
私は元小学校教諭です。
教員時代たくさんのご家庭と、ネットやゲームの付き合い方について話し合ってきました。
小学生2児の現役ママでもあります。
今回は、指導することで見えてきた、子供のゲームの付き合い方について解説していきます。
これから、子供にゲームを与える方も
すでにゲームを与えている方も、必見の内容です!
結論は『ゲームの時間ではなく、約束を徹底させること』
そして約束はなぜ必要なのか、子供が納得して決めることが大切になります。
- 親子でゲーム依存について知る
- 子供がゲームの約束を考える
- 約束を守られなかったときの罰を決める
- 子供が約束を守られる工夫をする
- 今より頑張ることを決める
1つずつ見ていきましょう。
ルール①親子でゲーム依存について知る
親は子供にゲーム時間を守らせたいのはなぜか?
答えは『子供が心配だから』です。
- 目が悪くならない?
- 興奮してキレやすい子にならない?
- 生活リズムがくずれない?
- 宿題やってないよ?
- 明日の学校の準備は終わった?
- ゲームのやり過ぎで依存症にならない?
などなど…
あなたのことが心配だから、ゲームの時間を守って欲しいの。
「ゲームやめなさい!」と叱らずに、親心をストレートに伝えてみましょう。
お子さんは、きっと耳を傾けてくれます。
でも、ゲームだけやたらと『時間を守れ』ってなぜでしょう?
それは、ゲーム依存がこわいから…
でも、ゲーム依存ってどんな状態のことでしょう?
ゲーム依存症とは、人間関係や健康面に問題が生じても制御がきかずゲームに没頭し続け、日常生活に支障をきたすことです。
https://www.japa.org/
つまり、ゲーム依存になると、子供の健康が害されるということです。
- ゲームのことが頭からはなれない
- ゲームが止められない
- 何よりもゲームが大事になる
- ゲームのやり過ぎで集中力が低くなる
- 夜のゲームのやり過ぎで睡眠不足になる
- 生活リズムが崩れる
- 目が悪くなる
夜中もベッドの中で隠れてゲームをやり、授業中寝てしまう…
目が常にトロンとして集中できない子が教え子にいました。
だからこそ、ゲームのデメリットを親子で正しく知っておくことが大切です。
どうしてゲームの約束を決めないといけないの?
他のおもちゃで遊ぶときは細かい約束なんてないよね?
と、子供に突っ込まれないためにも、効果的ですよ!
子供が上手にゲームと付き合うためには、ゲームの楽しさと怖さを正しく理解すること。
子供自身が、ゲームの付き合い方を考える必要があります。
では、ゲームの約束を守るためには、どうすればいいか?
具体的な方法を紹介します。
ルール②子供がゲームの約束を考える
子供がゲーム依存にならないためには、自分で約束を考える必要があります。
あくまでも、親の押しつけにならないことが大切です。
親が主導で親の希望のみを約束にすると、子供は反発しようとします。
子供が自主的に約束を守るには、ゲームの約束を決めた責任を、子供自身が背負うことです。
「ゲームする時間はどうする?」など、親が子供に質問を投げかけることはOKです!
子供が自分でゲームの付き合い方を考え、想像しながら約束を決められることがベストです。
ゲーム依存にならない、1番の方法です。
ルール③約束を守られなかった時の罰を決める
ゲームの約束を守られなかった時の罰(ペナルティー)も決めましょう。
ただし、無期限の罰は与えないことです。
「いつゲームができるの?!」と子供が、不満や反発する可能性があるからです。
子供と親、双方が納得する罰を、期限付きで決めましょう。
ルール④子供が約束を守られる工夫をする
子供がゲームの約束を守られるよう、工夫もしましょう。
具体的な4つの工夫を紹介します。
工夫①約束を掲示する
可視化は、大切です。
口約束で確認しても、お互い忘れてしまったり、子供が約束を都合良く変えることも考えられます。
そのため、お互いがゲームの約束を確認できるように掲示しましょう。
工夫②タイマーを使う
ゲームの約束の中に、ゲームの時間を設定する家庭は多いと思います。
そこで、時間が守られるようタイマーを使いましょう。
タイマーは100均で売っているキッチンタイマーでかまいません。
タイマーが鳴ったらゲーム終了ということを、子供自ら気づくことができます。
毎度、親が「時間だよ!」と伝えるストレスがなくなります。
我が家は、目で時間が分かる『時っ感タイマー』を愛用しています。
\見えない時間が可視化できる!/
工夫③約束を守られたら褒める
ゲームの約束を守られたら褒めましょう。
約束を守られなかった時だけ注意される。
罰を与えられる。
では、子供の不満が募る一方で、反抗的になってしまいます。
ゲームする時間を守るなんて、当たり前のことだと大人は思います。
それでも、守られたことを必ず褒めましょう。
褒めることで、翌日もゲームの約束を守られるようになります。
約束を守る工夫④約束を定期的に見直す
子供はあの手この手で、ゲームをやろうとします。
自分の都合良く、ゲームの約束を言ってくることがあります。
例えば、ゲーム時間を守らなかったため、土日のゲームが禁止となったとします。
でも、子供はその約束を逆手にとることをします。
土日は元々外出予定があり、ゲームが出来ないことを分かっていて、わざと平日のゲーム時間をオーバーするのです。
一度決めたゲームの約束でも、この例のように穴がある場合も出てきます。
そのため、ゲームの約束は定期的に見直しましょう。
見直すタイミングは、約束が守られない時が続いた、生活に支障が出てきた時です。
我が家はセーブ中にタイマーを止めていることが発覚し見直ししました…
- 平日は1時間・休日は2時間(午前1時間・午後1時間で繰り越し制度はなし!)
- 宿題や明日の学校準備を先に終わらせる
- 寝る前の1時間はゲームしない
- テレビから離れてソファーに座ってゲームをする
- きょうだいで仲良く譲り合う
- ゲーム時間が守られない時は3日間禁止
- ネット設定はしない
- 家庭学習を学年×10+10分(1年生なら20分)する
※ ネット設定する場合▶ゲームで買い物しない・ゲームの先には生身の人間がいることを考え発言する
ルール⑤今よりも頑張ることを決める
「ゲームが欲しい!」と子供が言うから買い与えた。
この記事もゲームを買う前提、もしくは買った後のゲームと付き合う方法を紹介してきました。
でも、ゲームを買い与える理由ってなんでしょう?
子供が何も変わっていないのに、簡単に与えてもよいものなのでしょうか?
特に、ゲームには依存性が伴います。
そんなゲームを誕生日だから、クリスマスだからという印籠を突きつけられて、買っても良いのでしょうか?
これを、大人の買い物に置き換えて、考えてみて下さい。
私は今、すご~くノートパソコンが欲しいです。
持ち運び便利で、軽い可愛いデザインの物です。
お値段が10万円以上します。
簡単には買えません。
でも、次の2つの理由どちらか当てはまったら、間違いなく買います!
- 今、使っているノートパソコンが壊れた!!
- 誰も出来ないと言われていた、難しい仕事を達成できた!!
つまり、買い換えの必要がある!
または、何かを成し遂げたご褒美!ということです。
話を戻します。
「ゲームが欲しい!」と子供が言うから買い与える。
本当にそれでOKでしょうか?
上で述べてきた、ゲームの約束を決める、ゲームの約束を守る。
それらは、当たり前のことなのです。
ゲームを与えてもらうためには、何をしますか?
あなたは、何を頑張るんですか?
ということを、子供に投げかけてみましょう。
タダではゲームは手に入らない!
つまり、ゲームの対価=今より頑張ることを決めることです。
- 宿題以外の家庭学習をやる。
- 習い事のピアノ練習をやる。
など、子供が必ず守られそうな、目標にして下さい。
「毎回、テストで100点取る!」なんて、ハードルが高いものではなく、小さな目標にすることがポイントです。
ハードルが高いと、子供からしてみれば「ゲーム買う気ないでしょ?」となりますからね…。
今よりも頑張ることを決めてからゲームを与えると、親と子がWin-Winの関係になるかもしれません。
おまけ:子どもと一緒にゲームをする
我が家は、私も夫もゲームっ子でした(笑)
だからこそ、ゲームの楽しさが分かります!
ゲームがなかなか止められないこと、依存してしまうことも体験しています。
そこで、グッドアイディアを思いつきました!
一緒に子供とゲームを楽しんで、時間を守る姿を見せる方法です。
「もっとやりたいけど…約束だからまた明日にしよう」
もっとゲームをやりたい!という気持ちを、親子で共有することで、子どもが自然とゲームの約束を守ることになります。
【まとめ】子供がゲーム時間を守れるかは親次第!
子供がゲームの約束を守れる方法を、5つ紹介していきました。
- 親子でゲーム依存について知り、デメリットを伝える。
- ゲーム依存にならないため、子供がゲームの約束を考える。
※ 親の希望を押しつけたルールにならないように注意する! - ゲームの約束を守られなかった時の罰を決める。
※ 親と子供、双方が納得する内容で決めること! - 子供がゲームの約束を守られる工夫をする。
- 今より頑張ることを決める。
子供がゲームの時間を守るためには、約束を確認して、徹底することが大切です。
きびしいかもしれませんが、買い与えてあとは野放しでは、子供は楽な方に流されます。
親の管理が必要です。
私はゲームが好きなので、親も子も楽しく、上手にゲームと付き合えるようにしていきたい!
そのため、約束を見直したり、守れるように工夫をしたりしています。
子供とゲームの問題
本当に大変ですが、一緒に考えていきましょう…
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
アキ