長い休みが続くと新学期が心配…
休み明け「学校行きたくない」って言わないかな?
長期休み明けや三連休に「学校行きたくない」とお子さんに言われ、困ったことはありませんか?
我が子たちも学校や幼稚園より家が好きなタイプ…
「長い休みばんざ~い!」派です(苦笑)
- 朝もゆっくり起きられる
- 午前と午後にオヤツを食べられる
- テレビもゆっくり見られる
- 早く食べなさい!
- 早く準備しなさい!
なんて親から言われない。
今日は
- 休み明けに「学校に行きたくない」にならないための予防策
- もし「学校に行きたくない」と子供が言った時の対処法
を紹介します。
- 休み明けに「学校行きたくない」を予防する方法
- 休み明けに「学校行きたくない」と言った時の対処法
- 「学校行きたくない」の発言で行かせる?休ませる?見極め方
- 「学校行きたくない」の発言で休んだ時の過ごし方
私は10年間、小学校教諭として働いていました。
また、認定心理士の資格があります。
現在は、小学生2人のママでもあります。
- 「学校行きたくない」を予防するには、生活リズムを整える!
- 「学校行きたくない」と言った時は、気持ちを受け止めてから初日だけ登校する!
まずは「学校行きたくない」の予防策から説明していきます。
休み明け「学校行きたくない」にならないためには?
子供に「学校行きたくない」と言わせない、予防策をとります。
その方法は、たった1つ!
『生活リズム』を整える!
私が現役時代、学校には必ず不登校の子がいました。
共通して言えることが、昼夜逆転生活・朝起きられない・朝食を取れないなど『生活リズムの乱れ』があることです。
100%とは言えませんが、ほとんどの子に当てはまりました。
だからこそ、『生活リズム』を整えることは大切です。
少なくとも、新学期が始まる3日前から、生活リズムを整えたいです。
とは言え、大人も登校モードにならないといけないので、付き合うのがしんどいんですが…
逆に、予防策をしても「学校行きたくない」と言うなら、行きたくない明確な理由があるかもしれません。
不登校のサインに気づくきっかけにもなるので、次に伝える『生活リズムを整える』3つの方法を実践してみてください。
- 早起きしよう
- 朝ご飯を食べよう
- 登校時刻に外に出よう
【予防1】早起きしよう
早起きしよう!
どうしても休みが続くと、寝る時刻が遅くなり、朝起きるのも遅くなってしまいますよね…
我が家も例外なく当てはまります…
急に目標の時刻に起きることは難しいので、10分単位で少しずつ起きる時刻を早めていくと、体が慣れやすいです。
休日の起床:7時40分に起きる
登校日の起床:6時40分に起きる
10分ずつ早める方法なら、登校日の6日前からチャレンジしないと間に合わない!!
と、焦ることもあるかもしれませんが…
逆算して考えると、いつから早起きチャレンジさせるか、見通しが持てるようになります。
【予防2】朝ご飯を食べよう
朝ご飯を食べよう!
どうしても、朝起きるのが遅いと、朝昼兼用のご飯になりがちです。
ご飯を食べることで「朝だよ~」と体に知らせる効果があり、体内時計が戻ります。
なかなか食べられない…
というお子さんはどれか1つでもOK♪
- 牛乳1杯
- 食パン半分
- ヨーグルト1個
- みかん1個
- お湯で注ぐだけのスープ1杯
我が家は朝ご飯は食べるけど、ダラダラ長い時間かけて食べるので、新学期が心配です…
【予防3】登校時刻に外に出よう
早起きができるようになってきたら
登校時刻に外に出てみよう!
登校するイメージを思い出すためです。
外の空気を吸うことで、体が活動スイッチオンになるメリットもあります。
子供たけでなく親も、登校に向けて時間の意識が出来るようになります。
3つの予防方法を試したあと
それでも登校初日に「学校行きたくない」と言ったら…?
行かせる?休ませる?
見極めポイントを、お伝えします。
「学校行きたくない」で行かせる?休ませる?見極め方
次のような場合は、無理に行かせず休ませましょう。
- 発熱・下痢など風邪の症状がある。
- 子供がいじめを訴えてきた。
明らかに親から見て、長期休みが原因ではないと判断した場合。
無理に行かせる必要はないと、私は考えます。
特に子供が誰かにいじめられている、嫌なことをされる。
集団に馴染めない。行くと苦しくなって辛い。
という理由なら、対策を練らなければなりません。
学校に行くことが、全てではありません。
もちろん、行くメリットは、たくさんあります。
でも、本人が本当にイヤなら、苦痛なら…
無理強いしないでよいと私は、考えます。
※ 考え方は様々あります。あくまでも私の考えです。
ただ、学校に行かないで、問題が解決するわけではありません。
休むことは、一時的な対処方法でしかありません。
お子さんが元気に、笑顔で登校できるようになる方法を、学校と家庭で協力しながら見つけていくことが望ましいです。
休み明け「学校行きたくない」と言われたら?
まずは、体調が悪い・明らかに行きたくない理由がある。
という場合をのぞいて
基本的には、学校に行かせることがよい
と私は考えます。
なぜなら一度、学校を休んでしまうと、子供の気持ちに罪悪感が出てくるからです。
- 学校をズル休みしちゃった…
- 学校に行っても、勉強が分からないかも…
- みんなは行ってるから、途中から行きづらいな…
という気持ちです。
一度休むと、それをキッカケに、休みが長期間、続いてしまうことがあります。
まずは、次の対処法で行きたくない気持ちから、抜け出すようにしましょう。
- 理由を聞こう
- 楽しみを見つけよう
- まずは1日だけを伝えよう
- 担任の先生に知らせよう
【対処1】理由を聞こう
子供の行きたくない理由を聞きましょう。
- 家の方が楽しい・ラク
- 学校はつまんない・勉強がヤダ
- 眠い・ダルい
などの発言なら、必ず学校に行かせましょう。
これらの理由で一度休むと『休みが長期化→不登校』に繋がってしまいます。
ですが、ここで注意が必要です!
子供の理由を聞く際は、受け止めるようにしましょう。
は?そんなの怠けてるんでしょ!!
と、思っても…
そうなんだ。めんどくさいんだね。
と、子供の気持ちを繰り返し、言葉にしましょう。
子供は、ちょっと親に甘えたいだけかもしれません。
自分の気持ちを分かってくれた!と、思うだけで
子供は安心して、次の行動に移せることがあるからです。
【対処2】楽しみを見つけよう
子供の楽しみとなるようなことを、見つけてみましょう。
- お友達と遊べる。
- 好きな教科を勉強する。
- 今日の給食が美味しそう。
なんでもOK!
学校に行く楽しみを一緒に考えてみましょう。
【対処3】まずは1日だけを伝えよう
「1日だけ、まずは行ってみよう。」と、伝えてみましょう。
- ちょっとだけ行く。
- 途中で帰ってきてもOK!
- 保健室に行ってもOK!
- 送り迎えも今日はするよ。
甘やかしと思われるかもしれません。
でも、学校に行くことを後押しするため、親が手伝うことは必要だと考えます。
初日に登校できれば「学校行きたくない」のハードルが、グッと下がるからです。
【対処4】担任の先生に知らせよう
行き渋ったことは、担任の先生に知らせましょう。
そして、その日一日、気に掛けて見て貰うようにします。
意外に、学校に行ったら楽しく遊んでいました。という結果になる場合が多いです。
私も教え子で、何度も経験しました。
長い休みの生活から、学校モードに切り替える。
子供でも大小関わらず、ストレスを抱えるものです。
その切り替えの一歩が、しんどい…。
大人の仕事も同じですよね?
だからこそ、登校初日の一歩を親が精一杯サポートするのは、甘えではないと考えます。
しかし、長期休みが理由ではなく
登校しても表情が暗い、イスに座ってポツンといる状況…なら
他の原因を、親と先生で考えていかなければなりません。
そのためにも、担任の先生には、行き渋ったことは知らせるようにしましょう。
知らせ方は電話でも、連絡帳でもよいですができることなら朝一番に伝えましょう。
ここまでは「学校行きたくない」けど、登校した場合をお伝えしました。
次からは、学校を休んだ場合をお伝えします。
「学校行きたくない」で休んだ場合の過ごし方
初日に、学校へ行かなかった場合
- 家の中でダラダラ
- 好きな時間に遊ぶ
- 好きな時間におやつを食べる
許してはいけません!!
「学校休んだら、楽しく1日、家で過ごせた!ラッキー!!」
と、子供が負の学習をしてしまいます。
それでは、ますます「学校に行きたくない」に繋がります。
もちろん、明らかに体調が悪い場合はのぞきます。
学校を休む場合は
- 途中から学校に行きたくなったら、いつでも送っていくよ。
- 家にいても、今までの休みと違って、勉強とお手伝いはしてね。
という2点を、あらかじめ子供に伝えておきましょう!
【過ごし方1】活動することを決めよう
時間割通り、家で勉強をしましょう。
または、家のお手伝いでもよいです。
体調が悪くないのなら、家族として何か役割を与えましょう。
- ただ、休む。
- ダラダラする。
では、休み癖がついてしまいます。
もちろん暇だから、ゲームやり放題!テレビ見放題!
なんて過ごし方はNG!
体調が悪くないなら、好き勝手に過ごすではなく、活動することをしっかり決めましょう。
親が付き合うことになるので、面倒に思うかもしれません。
ですが、学校に行かないことが長期化することの方が、後々もっと辛くなるのは、ハッキリしています。
厳しいかもしれませんが、昼夜逆転して、生活リズムの崩れから、不登校になるお子さんを見てきました。
先にもお伝えしましたが、学校が全てではありません。
ですが、家が居心地がよいから、ずっといる。
では、子供の学びや成長には繋がらないと考えます。
勉強させたらいいのか分かってるけど、何をすればいいか分からない…
こんな場合は、不登校に特化した通信教育に頼るのも手です。
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【過ごし方2】途中から学校に行ってもOK
家でも、やらなければならないことがたくさん!
ゆっくりテレビを見たり、ゲームをしたり、ベッドでゴロゴロしたり…
自由がない、のんびりできない過ごし方
今までの休みモードとは、違う!
と分かったら、子供は「やっぱり学校へ行けば良かった」と思うかもしれません。
そうなった時は、チャンスです!
途中からでもよいので、学校に行かせましょう!!
【まとめ】休み明け「学校に行きたくない」対処法と予防
休み明け「学校に行きたくない」に、ならないための予防法は『生活リズムを整える』
- 早起きする
- 朝ご飯を食べる
- 登校時刻に外に出る
休み明け「学校に行きたくない」と、なった時の対処法は『気持ちを受け止め、初日だけ登校させる』
- 気持ちを受け止める
- 楽しみを見つける
- 1日だけ行くことを伝える
- 担任の先生に知らせる
休み明け「学校に行きたくない」で、休んだ時の過ごし方は『ダラダラ過ごさない』
- 活動することを決めよう
- 途中から学校に行ってもOK
休み明け「学校に行きたくない」と我が子が言ったときに行かせるか、休ませるか、見極めがとても難しく感じます。
- 学校生活で、ずっとガマンしてきたことが、あるのかもしれない。
- 集団生活が、辛いのかもしれない。
- ただの休み癖で、怠けかもしれない。
- 甘えているだけかもしれない。
一瞬にして、親は子供のことを思い考えます。
行かせるべきか?
休ませるべきか?
私も我が子が幼稚園に行き渋った時期は、本当に悩みました。
「行きなさい!」と、怒鳴ったこともあります。
「今日だけね」と、休ませたこともあります。
育児は正解がないからこそ、悩んでしまう。
どうしたら我が子のためになるのか…と。
ただ、私が思うことは
正解がないからこそ、自分と子供を信じて、色々試してみる。
あ!
今回の選択は間違ったな…
と思ったら、次に挽回する!修正する!
それが出来るのも育児だと思うのです。
育児歴は、まだまだ浅いですが、私なりの答えです。
おうちの方とお子さんが、楽しい毎日を送れるますように…
少しでも私の経験が、お役に立てたら嬉しいです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
2021/03/29
アキ